2011年12月9日金曜日

(再掲)書き手は、検索される読み方を想定しているか

 スマートフォンの普及により電子書籍も読みやすくなりました。この電子書籍、厚手の本の代わりとしてなら快適です。何千頁あっても、持ち運び自在、「検索機能」読みたいところだけ飛び石的にチョイ読みも可能。

 翻って印刷本では、ぶ厚い「表紙」を開き、「扉」を開け、「目次」を一瞥し、さて本題に入る前に「あとがき」をチョ イ見して、いよいよ本文読書開始と相成ります。

……ここまでの読み手の行為を、きっと書き手はお見通しです。書き手は、読み手を拘束しながら、ストーリー に沿って時間の流れを共有したいと思っ ているはずです。これを可能にする「印刷本」のメリット、これは電子本が無ければ気がつかなかったでしょう。 
 
 メディアやコンテンツの多様化は、昨年来より勢いを増してきました。送り手と受け手、書き手と読み手、双方を意識しながら我々も多様化への対応を考えててまいります。

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